なも

毎年、雪虫が飛ぶこの時季に年に一度やってくる客だか友達だか・・いずれにしてもなんかむかつく女。カウンターに座ってだれかれかまわず話しかけるので、ほおっておくわけにもいかず、つきっきりになる。それでもしばらくすると皆帰ってゆく。 4杯目ぐらいになると何故か下手くそな関西弁になって、くどさが増す。人の顔を見ることもなく自問自答している。こうなるとオレはもう必要ない。他のお客様のお相手に。 しばらくして振り返ると、声を殺して泣いている。ホントムカツクオンナ!