そんなのイヤだ!

こんなことは、もうないだろう。お上が、金をやるから働くな、と言う。
おありがとうござい。オレの最も得意とするところでもあり、憧れの怠惰を満喫できる。
しばらく真面目っぽくしてたから、ボー―――――――――っとしよう。
そういえば、近頃手に取る本は、ノンフィクションものばかりだった。思いっきり物語性の強いのを探してみよう。バカバカしいのも、いいねぇ。
ただ少し心配もある。硬くなった頭が、すっと物語に入っていけるだろうか。文中の何でもない言葉に触発されて、自らの来し方行く末に思いをはせて、茫然としてしまったりしないだろうか。突然、起き上がって、ピザ生地をこね始めるんじゃなかろうか。

ケセラセラ

今にも、緊急なんたらが発令されそう・・・やむなしの世論の醸成を待っての決行なんだろうけど、何とも頼りない。
不要不急の居酒屋稼業、何とも肩身の狭いご時世になってきた。とは言え、こちとら日銭を稼いでやっとこさ糊口をしのいでる身。休業したところで、お上は当てにならない。零細末端切り捨て御免は世の習い。今に始まったことじゃない。
さぁ、どうする、どうする!  どうする、どうする!
どうする連がかまびすしいが、えーい!どうとでもするさ!